2025年8月26日、北九州市八幡西区にあるJR黒崎駅前のペデストリアンデッキにつながる上りエスカレーターで34歳の会社員の女性のスカートの内側にスマートフォンを差し入れて下着を撮影した無職・岩谷英明被告(41)の裁判。 福岡地裁小倉支部は10月31日、「同種の盗撮事犯につき罰金50万円の略式命令をを受けたにもかかわらず、懲りずに女性のスカート内を盗撮した」などと指摘して岩谷被告に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。 ■「スマートフォンをスカートの下方に差し向け、下着の臀部を覆っている部分を撮影」裁判所が認定した事実 判決によると、岩谷英明被告は8月26日午後1時25分ごろ、北九州市八幡西区にあるJR黒崎駅前のペデストリアンデッキにつながる上りエスカレーターで、正当な理由がないのに、ひそかに会社員の女性(34)の後方から手に持った動画撮影状態のスマートフォンをスカート内側に差し向け、女性の下着を盗撮した。 ■検察側「遅くとも2019年ごろから女性のスカート内の下着を盗撮することを繰り返していた」 検察側の冒頭陳述によると岩谷被告は遅くとも2019年頃から女性のスカート内の下着を盗撮することを繰り返していたという。 事件当日の2025年8月26日、岩谷被告は盗撮目的で駅付近にある通路を徘徊し、下りエスカレーターに乗ったところ、好みの女性でありスカートを着用した会社員の女性(34)が上りエスカレーターに向かうのを発見し、盗撮することにした。 岩谷被告はエスカレーターから降りた後、スマートフォンのカメラアプリを起動し、上りのエスカレーターに乗った会社員の女性(34)の後を追って自身も上りのエスカレーターに乗って犯行に及んだが、スマートフォンが女性の足に当たったため、気付かれて声をかけられたという。 岩谷被告は、エスカレーターから降りた後、逃げようとしたが、会社員の女性(34)と通行人に捕まり、現場に臨場した警察官に現行犯逮捕された。