ジャーナリストの大門小百合氏が10日、日本テレビ系「DayDay．」（月～金曜午前9時）に出演。政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者が9日に兵庫県警に名誉毀損（きそん）の疑いで逮捕された件についてコメントした。 立花容疑者は、斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を追及し、1月に死亡した元県議の竹内英明氏の名誉を傷つけたとされている。昨年12月13～14日、大阪府泉大津市長選の街頭演説で「竹内議員は、警察の取り調べを受けているのはたぶん間違いない」と発言。今年1月19～20日もSNSや埼玉県川越市議補選の応援演説で「竹内元県議は逮捕される予定だったそうです」などと虚偽情報を発信し、竹内氏の名誉を傷つけた疑い。これらの情報がSNSで拡散されると、県警は今年1月にこれを否定。立花容疑者は謝罪した。 大門氏は、「裁判でどういう主張するか分かりませんけど、虚偽の内容を堂々と発信して、それによって人が追い詰められるということになってしまった。そうした行為は許されてはいけないと思います。立花さん、彼を取材する記者に対しても誹謗（ひぼう）中傷だったり、記者の名前をインターネット上でさらしたりということもあったらしくて、まともに取材ができる状態ではなかったという話も聞いています。真偽不明の情報によって投票した有権者もいると思いますから、選挙をかく乱した責任は重いと思います。今回の逮捕が、今の無秩序状態のインターネット空間に一石を投じるようなことになるといいなと思います」と語った。