きのう、東京・杉並区の警察署の前で、運転手が離れた隙にタクシーを盗んだとして、乗客の男が逮捕されたことがわかりました。 捜査関係者によりますと、逮捕されたのは都内に住む職業不詳の40代の男で、きのう午後11時半ごろ、警視庁杉並警察署の前でタクシーを盗んだ疑いがもたれています。 男は、タクシーを利用した際に「金を払わない」などと言いトラブルになり、運転手が杉並署の前に停車して車を離れた隙に運転席に移動し、タクシーを発進させたということです。 男はこの直後に近くで乗用車に衝突する事故を起こし、徒歩で逃げましたが、駆けつけた警察官に逮捕されました。 乗用車に乗っていた2人は首に軽いけがをしました。 男の呼気からは基準値を超えるアルコールが検知され、取り調べに「酒に酔っていて覚えていません」と容疑を否認しています。