高知・土佐清水市長ら4人を逮捕 電気設備工事をめぐり談合か 落札価格は最低制限価格を1万円だけ上回る

高知県土佐清水市発注の施設改修に伴う電気設備工事をめぐり、便宜を図った疑いで土佐清水市長ら4人が逮捕されました。 官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、土佐清水市長の程岡庸容疑者(66)、土佐清水市議会議員の永野裕夫容疑者(67)、いずれも会社役員の榮勇男容疑者(84)、小野和幸容疑者(66)の4人です。 警察によりますと、ことし5月、土佐清水市が実施した「宿泊型多文化共生コミュニティ施設改修工事」の指名競争入札で、程岡容疑者が入札の機密事項である最低制限価格を永野容疑者に漏えい。 その後、永野容疑者から榮容疑者、小野容疑者と情報を伝え、小野容疑者が代表を務める会社に最低制限価格に近い金額で落札させた疑いが持たれています。警察は、4人の認否を明らかにしていません。 警察によりますと、入札の最低制限価格は5912万円でしたが、落札価格はその金額を1万円だけ上回る5913万円だったということです。 市長の逮捕を受け、土佐清水市は「詳細がまだ把握できていない。警察には全面的に協力していく」とコメントしています。

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