東京都内でタイ国籍の12歳の少女が性的な接客をさせられていたとする事件をめぐり、台湾で拘束された母親について少女の親族が、「母親には多額の借金があった」などと話しました。 この事件は文京区のリラクセーション店で12歳のタイ国籍の少女に性的な接客をさせたとして経営者の男が逮捕され、少女の母親が少女を日本に残して離れたあと、台湾で売春に関わった疑いで拘束されたものです。 11日、少女の親族がNNNの取材に応じ、母親には多額の借金があったと明らかにしました。 少女の親族 「母親が子どもを売るわけがない。誰だって自分の子どもを愛している」「出産のため親戚から日本円で50万~100万円借りた。借金だらけだ」 また、母親が台湾にいた理由について、「タイへ戻る航空券代を稼ぐために台湾に行っていた」と主張しました。親族によりますと、母親は12歳の少女のほかに、3人の子どもがいて、祖母らが面倒をみているということです。 タイ警察の幹部らが11日に来日していて、台湾で拘束されている母親の身柄や少女の送還などについて今後、日本側と協議する方針です。