【高知】土佐清水市長ら4人逮捕 最低制限価格と“1万円差”に地元業者「宝くじがあたるより難しい」

高知県警は11日、官製談合防止法違反などの疑いで土佐清水市の程岡庸市長と永野裕夫市議ら4人を逮捕。午後6時すぎ市役所に家宅捜索に入りました。 川村和久アナウンサー: 「捜査員が到着しました。段ボールを持って正面玄関から市役所に入っていくところです」 捜査員約10人が市長が使っていたパソコンやタブレット、事件に関わる書類などを3時間以上かけて押収しました。 川村アナ: 「午後9時30分、強制捜査を終えた捜査員が出てきました。捜査員の手には段ボールがあり、書類を押収したとみられます」 市長の程岡容疑者は2025年5月、市が発注する電気設備工事の競争入札で最低制限価格を市議の永野容疑者に漏らし、四万十市の井上電工に落札させた疑いがもたれています。逮捕された市長と市議の関係について地元の業者は- はやぶさ塗装・山崎隼叶 代表: 「市長と永野議員が仲が良いというのは耳にしたり目撃したりした。最低制限価格の答えが漏れているという噂はずっとある」 入札には4つの業者が参加し、井上電工の落札価格は最低制限価格を1万円だけ上回る5913万円でした。井上電工は程岡市長が就任した2023年10月以降市の発注工事を2件落札。落札価格と最低制限価格との差は、2024年7月は5万円、2025年1月は11万円でした。この金額差について地元の業者は- はやぶさ塗装・山崎隼叶 代表: 「一概には言えないが5万・10万円差につけてくることは不可能ではない、かなり難しい修繕に関しては。修繕工事になると何を使うかによって単価が変わる単価が変わると直接工事費という項目が変わる。(入札価格と最低制限価格がこれほど近いのは)宝くじがあたるより難しい確率」 県警は12日に4人を送検し、程岡容疑者が今回の事件以外にも最低制限価格を漏らした疑いや、何かしらの見返りがあった贈収賄容疑での立件を視野に捜査しています。

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