入植者が西岸地区の村落を襲撃 ガザ戦争以降激化する暴力

ベイト・リド、パレスチナ自治区、11月13日 (AP) ― イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区で11月11日、数十人の覆面をしたイスラエル人入植者が、パレスチナ人村落2カ所を襲撃し、車両やその他の財産に放火、鎮圧に出動したイスラエル軍兵士と衝突した。イスラエルとパレスチナ当局が明らかにした。 これらの事件は、ヨルダン川西岸地区で若年層入植者による一連の襲撃の最新事例だ。 この襲撃で警察はイスラエル人4人を逮捕、パレスチナ人4人が負傷した。 SNSに投稿された映像には、炎に包まれた2台の焼け焦げたトラックと、近くで燃えている建物が映っていた。 攻撃は配送ルートから戻ってきた乳製品・食品会社のトラックに対して行われた。 ガザ戦争が勃発した2年前から入植者による暴力は激化している。 国連人道問題調整事務所は先週、10月の西岸地区におけるイスラエル入植者によるパレスチナ人への攻撃件は260件を超え、2006年の統計開始以降で最多だったと報告した。 イスラエル政府はヨルダン川西岸地区の入植者に支配されており、警察組織は極右の入植者指導者であるベン・グビル国家安全保障相が監督している。 *映像は倍速処理してあります。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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