藤島康介先生の人気漫画を原作とする『逮捕しちゃうぞ』のアニメ化30周年を記念して、3月7日(金)から『逮捕しちゃうぞ the MOVIE』の再上映がスタートしている。先日3月1には、新宿ピカデリーにてOVA『逮捕しちゃうぞ』30周年記念上映会が行われ、辻本夏実役の玉川砂記子さん、小早川美幸役の平松晶子さんが登壇。懐かしい思い出話で大いに盛り上がった。 本作は東京下町の墨東署交通課に勤務するスーパーコンビ、辻本夏実と小早川美幸を中心に描く痛快ポリスアクション。1986年「モーニング パーティ増刊」(講談社)にて連載開始した藤島康介のマンガを原作に、1994年にアニメ化。1994年~1995年にOVA(FILE.1~FILE.4)をリリース。1996年にはTVシリーズ第1期(全51話)が、1999年にSpecial(全21話)、2001年には第2期(SECOND SEASON/全26話)、2007年には第3期(『フルスロットル』/全23話+特別編1話)が制作された。 イベントはさっそくトークパートへ。会場への質問タイムでは、作中に登場するモトコンポに乗ってきたり、作中の名物キャラクター・ストライク男に扮した熱狂的な男性ファンがいると同時に、遠方から来た女性ファンや今回初めてOVAを観たというファンも多数いることがわかり、改めて幅広い層に支持される作品であることが感じられた。そして、30周年を迎えた心境について聞かれた平松さんは、「出てくる機器が今だったら……と懐かしさを感じる一方で、30年も昔に作られたとは思えないクオリティを感じました」と、自らが演じる美幸の視点を交えつつ、平成から令和へ時代が移り変わっても色褪せない作品の力を褒めたたえた。 『カラオケしちゃうぞ FILE. 2 1/2』の実写映像(※OVAシリーズ発売時期にVHS・LDでリリースされた)について聞かれた玉川さんは、とにかく撮影現場は寒くて大変だったといい、「平松さんは根性があるのでちゃんときれいに制服を着ているんですけど、私はガンガン着込んで“寒~っ!”と言いながらモトコンポにまたがっていました(笑)」と過酷だったロケの様子を回想。