13日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜・後9時54分)では冒頭で、不動産管理会社・ハナマサの社長になったと装う目的で偽造した株式譲渡契約書などを裁判所に提出したなどとする有価証券偽造などの疑いで警視庁が東京・渋谷区の松沢泰生容疑者(74)ら男女3人を逮捕したことを報じた。 キャスターの大越健介氏は「会社を食い物にするプロとして証券業界では知られた存在だったようです。警視庁は今日、会社の株券を偽造して、裁判所に提出した疑いで男女3人を逮捕しました。警視庁は3人がこの会社の乗っ取りを謀ったと見て調べています」と伝えると「中でも松沢泰生容疑者は巨額のカネが政界に流れ込んだとされる30年以上前の東京佐川急便事件でも暗躍し、『稀代の詐欺師』などと呼ばれる人物でした」と続けた。 その上で「1992年の東京佐川急便事件ですが、私も(元副総理の)金丸(信)邸の張り番などをして取材をした経験があります。まさに政治不信が頂点に達して、自民党の分裂、そして野党転落へとつながった大事件でした。その裏で暗躍していたのが、今日逮捕された松沢泰生容疑者ということになります」とNHK記者時代を振り返っていた。