「闇バイト」を実行役とする強盗事件が相次ぐなか、千葉県の住宅では、“強盗目的”とみられる犯人と鉢合わせかけた男性が取材に応じました。男性は若い男の声を耳にしたといい、「すごく怖かった」と語りました。 “強盗目的”とみられる事件が起きたのは、先週月曜、未明のことでした。 被害に遭った男性 「もう夜中の2時だったんで、みんな寝てました。たまたまうちの女房が起きていたので、物音に気付いて、下におりてきたら犯人の気配があって」 千葉県鎌ケ谷市の一戸建て住宅。住人の男性が異変に気づき、「誰だ!」「誰かいるのか!」と棒で床を叩きながら大声を出すと、ドアの向こうから“若い男の声”が。 犯人 「見つかった!」 被害に遭った男性 「男の人ですね。若い男の人だったと思います。たぶん仲間がいたと思うんですよ。すごく怖かったですね。たぶん震えていたと思います」 記者 「事件当時、1階にあるあちらの窓ガラスが割られていて、犯人たちはそこから家の中へ侵入したとみられています」 事件直後、窓ガラスは無残な姿に。室内のいたる所に血痕が。犯人がガラスでけがをしたのでしょうか。床にも点々と血が滴っています。 被害に遭った男性 「慣れた人がやることじゃないよね。(ガラスの厚さが)5ミリもあるので、ちょっとやそっとじゃ割れないし、危ないし」 なぜ我が家が狙われたのか。男性は「まとまった金も置いていない」として、首を傾げます。 記者 「事件の日の夕方、東京都に住む20代の男が現場近くの交番に自首し、住居侵入の疑いで逮捕されました」 男は「闇バイトに応募し、盗み目的で入った」という趣旨の話をしているといいます。 住宅からは何も盗まれていないということですが、警察は少なくとも2人が侵入したとみて、逃げた人物の行方を追うととともに、一連の強盗事件との関連も視野に捜査しています。