東京・新橋や銀座でキャバクラへの客引きを行ったとして、警視庁生活安全特別捜査隊は都迷惑防止条例違反の疑いで、住所不詳の今井裕之容疑者(42)ら客引きの男2人を逮捕した。また、今井容疑者らから客を受け入れ店に立ち入らせたとして、都ぼったくり防止条例違反の疑いでキャバクラ2店舗の在店責任者2人も逮捕した。 今井容疑者は「記憶がありません」などと容疑を否認しているが、ほかの3人は認めている。 今井容疑者の逮捕容疑は7月4日午後9時ごろ、新橋の路上で「エッチなキャバクラでも何でもありますよ。4千円」などと不特定の通行人に客引きを行ったとしている。 生特隊によると、新橋地区では今年9月末までに、「客引きに『1時間2500円』といわれキャバクラに入ったが、会計時に97万円といわれた」など、客引きやぼったくりに関する110番通報と相談が計約400件寄せられた。被害額は約1億7千万円に上るという。 生特隊幹部は、「年末は人出が増え、悪質な客引きやぼったくりの発生が予想される。客引きには応じないようにしてほしい」としている。