連れ去られた韓国の人気ユーチューバー、暴行受け「死ぬと思った」…容疑者2人逮捕

【11月16日 KOREA WAVE】登録者数100万人を超える韓国の人気ゲーム系ユーチューバー「スタク」が、男2人に拉致され暴行を受ける事件が発生した。スタクは現在、ソウル市内の病院で治療を受けながら回復に専念しているという。 事件は10月26日午後10時35分ごろ、仁川市延寿区松島洞(ソンドドン)の高層マンション地下駐車場で起きた。20代と30代の男2人が「金を渡す」とスタクを呼び出し、車に乗せて約200キロ離れた忠清南道錦山(クムサン)まで連れ去ったとされる。 スタクはその直前に警察へ「危険なことが起こりそうだ」と通報しており、警察は防犯カメラ映像を追跡。約4時間後の翌日午前2時40分、錦山の公園で2人を逮捕し、スタクを保護した。 スタクは暴行により重傷を負ったが、一命を取りとめた。スタクは警察に対し「加害者から受け取るべき金があった」と証言する一方で、具体的な金銭関係は明らかになっていない。 スタクは11月11日、自身のユーチューブチャンネルで「多くの方にご心配をおかけしたが、病院で治療を受け、最近、眼窩骨折の手術も終えた」と報告した。事件当時を振り返り、「暴行を受け、車に押し込まれたとき、本当に『ああ、もう死ぬんだ』と思った。こうして生きて自分の言葉で報告できることが何よりありがたい」と語った。 救出直後の自身の写真を見たときには「顔が血だらけで見るに耐えなかった」と明かし、「体のあちこちに傷跡や後遺症は残るが、時間とともに少しずつ回復していくと思う。多くの励ましに感謝している」と述べた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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