東大病院の医療機器めぐる“贈収賄”事件 導入半年前からメーカー側営業か

医療機器の選定を巡る東大病院の贈収賄事件で、病院に製品が導入される半年ほど前からメーカー側が逮捕された医師に営業を始めていたことが分かりました。 松原全宏容疑者(53)は2021年以降、2回に渡り医療機器メーカーの製品を優先的に使う見返りとして、営業担当者の鈴木崇之容疑者(41)らから現金およそ70万円を受け取った疑いが持たれています。 この製品は2019年に病院に導入されましたが、その後の捜査関係者への取材で、鈴木容疑者らがこの半年ほど前から松原容疑者への営業を始めていたことが分かりました。 当時、松原容疑者は病院で使う製品の決定権を持っていて、警視庁は選定の経緯を調べています。

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