ハイブリッド車「プリウス」など車の窃盗を繰り返したとして、茨城県警捜査3課などは21日、茨城県土浦市永国、無職、亀谷修一被告(66)=覚醒剤取締法違反などで起訴=ら男女8人を窃盗などの容疑で逮捕、送検し捜査を終結したと発表した。 捜査3課によると、亀谷被告とつくば市の電気作業員の男性(52)=覚醒剤取締法違反などで拘禁刑3年が確定=ら5人は2019年7月~25年5月ごろ、つくばや土浦など県内15市町と千葉など3県で、プリウスの旧型やハイエースなど計96台を盗んだとしている。車解体などの作業場となるつくば市のヤードに車を売却。ヤード経営者ら3人も盗品を買い取ったなどとして逮捕・送検された。他に工事現場などでの窃盗にも関わり、被害総額は約8700万円に上る。 深夜に民家や会社の駐車場にある車を狙い、車の盗難防止装置を解除する「イモビカッター」などを使い、プリウスの旧型を2~10分ほどで持ち去っていたという。得た金を遊興費や覚醒剤の購入に充てていたとみられる。【井手一樹】