”偽造教員免許状提出”で逮捕の補助教員 篠栗町でも勤務か

福岡県須恵町で偽造教員免許状を提出したとして逮捕された中学校補助教員の男。3月まで勤務した福岡県内の小学校でも偽造された免許状を提示し採用された可能性があることが分かりました。 15日午後1時半、逮捕された中学校補助教員近藤正仁容疑者(66)の自宅で新たな動きがありました。 東大貴記者リポート「逮捕から2日、近藤容疑者の自宅に警察官がやってきました。親族から話を聞いていると見られます」 捜査員は、近藤容疑者の苗字が変わった経緯について話を聞いたということです。 そして近藤容疑者の親族がKBCの取材に応じました。 親族は「(近藤容疑者は)申し訳ないと自分のせいでみんなが迷惑かかってるんで申し訳ないと言っていた。先生の仕事が好きみたいです。生徒が好きとか子どもが好きとかじゃなくて教員になりたかった。教えるのが好きだから。」と近藤容疑者について話しました。 近藤容疑者は偽造された中学校教員の免許状の写しを須恵町に提出した疑いがもたれていますが、その後の捜査関係者への取材で…。 島征吾記者リポート「近藤容疑者が今年3月まで勤務していたとみられる小学校です。この小学校に応募する際にも免許状のコピーを提出していたと見られています」 近藤容疑者は今年3月までの4年間を篠栗町内の小学校に勤務していたとみられることが、新たに分かりました。 篠栗町によると近藤容疑者は「特別支援教育支援員」として採用。中学教員免許所持者として勤務していたとみられています。 小学校から採用などを業務委託された企業によると契約は年単位での更新。4月以降は更新されませんでした。 その理由について「学校関係者への言動で評判が悪かったこと」「仕事ぶりが芳しくなかった」としています。 また応募に際して提出されたコピーには今回や2014年に逮捕された際と同じく「岐阜県教育委員会の記載と押印」が。警察は篠栗町に提示した免許状も偽造だった可能性があると見て調べています。 須恵町の中学校に子どもを通わせる保護者からはー。 「逮捕されたよというのは子どもたちのSNSの中で私も初めて知った。「改めて怖かった」「ほっとしたな」とは子どもの声からはありましたね。もやもやしてるところはあったみたいですね、子どもの中で」という声が聞かれました。 今回の件を受け福岡県の服部知事は―。 「やはり原本をもって確認をすべきと思う。これについては我々としても県の教職員採用にあたっても通知をしているがしっかり改めて確認し順守しデータベースの活用免許状の原本確認を徹底していきたい」と会見で述べました。

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