下請け業者に架空工事発注して遊興費得たか 熱交換器メーカー元社員を特別背任容疑で再逮捕 兵庫県警

下請け業者に架空工事を発注して代金を請求させ、当時勤務していた熱交換器メーカー(東京)に損害を与えたとして、兵庫県警捜査2課と生田署は26日、会社法違反(特別背任)の疑いで、神戸市中央区の会社員の男(51)を再逮捕した。 再逮捕容疑は2021年2月~5月、発電所に設置された熱交換器の修繕などの名目で、工事代金を下請け業者からメーカーに請求させ、約1080万円の損害を与えた疑い。同課の調べに容疑を認めている。 同課によると、男は当時、大阪支社営業担当で、300万円を上限に下請け業者へ発注する権限があったという。下請け業者は支払いを受けた代金の8割を、男が実質経営する会社の口座に入金しており、同課は男がこれらを遊興費などに使用したとみている。 男は23年2月に退社し、メーカーが今年5月、県警に告訴していた。

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