「ヤード」と呼ばれる解体作業場がキモ! 船に積み込まれる3時間前に発見。「ランクル」など盗難車9台分のパーツが、横浜港で見つかる!

昨日27日、盗品と知りながら高級車SUVを保管したとして、警視庁捜査3課は「盗品等保管」の疑いで、アラブ首長国連邦(UAE)に輸出予定だったコンテナを押収し、家宅捜索を行った。 「盗品等保管罪」とは、窃盗犯から依頼を受けて、盗んだ品物などを保管した場合に成立する犯罪類型のことだ。 捜査関係者によると、先月30日に茨城県古河市の「ヤード」と呼ばれる解体作業場を捜索。このとき、「盗難車と知りながら保管した」として、アフガニスタン国籍の男ら4人を現行犯逮捕した。 その後の捜査で、別の盗難車が入ったとみられるコンテナがヤードから横浜港に運ばれたことを確認。今月27日、横浜港でそのコンテナを押収し、捜索に踏み切ったものである。 今回、長さ12メートルのコンテナからは、エンジンやドアなど解体された部品が、それぞれラップのようなもので巻かれた状態で見つかった。 「エンジン番号」を照合した結果、千葉県や埼玉県で盗まれたトヨタの「ランドクルーザー」や「レクサス」など9台のクルマと一致したという。 捜索の手が入ったのは、船に積み込まれるおよそ3時間前だったという。 現在、警視庁が詳細を調べている。 これだけ「ヤード」と呼ばれる解体作業場が犯罪の温床になっている現状を鑑みて、もう少し透明性が上がるような対策を講じるべき時期に来ているのではないかと考える。

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