【ラグビー】不祥事に揺れた天理大が連覇 上ノ坊主将「素直にうれしい」も喜びは控えめ

<ラグビー関西大学リーグ:天理大47-15京産大>◇最終節◇30日◇大阪・花園ラグビー場◇観衆8431人 天理大が47-15で京産大との全勝対決を制し、2年連続14度目の優勝を飾った。 6月に部員(当時)2人が、大麻所持などの麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、7月末まで活動停止。不祥事に揺れた半年を、結束力で乗り越えた。既に出場が決定していた全国大学選手権は関西1位として20日の準々決勝から、2位京産大、3位関学大は14日の3回戦から登場する。 ◇ ◇ ◇ 天理大は主将SO上ノ坊駿介(4年)が後半終了間際、鮮やかなインターセプトから独走トライとゴールを決め、その直後にノーサイドの笛。関西の頂点を静かにかみしめた。 「素直にうれしいが、今年は不祥事を起こし、ラグビーができることへの感謝の気持ちが強い。僕があまり喜ばなかったし、周りもそういう雰囲気だった」 かつてない不祥事に揺れた。部員2人が6月、麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、部長は解任、20年度に悲願の大学日本一に導いた小松節夫監督(62)は、職務停止3カ月。部は7月末まで活動停止となった。 「シーズンを戦えるのか不安の中、リーグ戦に参加させていただいた。挑戦者として7試合を戦うことできた」と小松監督。 活動停止明けの菅平合宿では守備の強化に努め、上ノ坊は「15人が2人分の仕事をすれば、グラウンドには30人いる。ハードワークでチームのためにどれだけ走れるか」と問い続け、この日の優勝につなげた。 前回は準々決勝で敗退した全国大学選手権へ、上ノ坊は「関西1位のプライドを持って、関東の大学に見せつけたい」。より強固になった結束力で日本一を狙う。【横田和幸】

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