神戸市西区で8月、少年野球チームのグラウンドの倉庫などが全焼した火事で、警察は41歳の男を非現住建造物等放火の疑いで再逮捕したことが捜査関係者への取材でわかりました。 男はこの倉庫から、チームの用具などを盗んだ疑いで10月に逮捕されていました。 捜査関係者によりますと、非現住建造物等放火の疑いできょう(=12月1日)再逮捕されたのは、林業の奈良谷和久容疑者(41)です。 奈良谷容疑者は8月、神戸市西区の少年野球チーム「ヤング神戸須磨クラブ」のグラウンドに併設されたクラブハウスや倉庫に火を付け、全焼させた疑いがもたれています。 奈良谷容疑者は警察の調べに対し、「窃盗を終わった後に、つけていた手袋を見たら破れていて、どこかに残してしまった自分の指紋を消すために火を付けた」という趣旨の説明をしているということです。 奈良谷容疑者は倉庫で火災が起きた時間の直前に、グラウンドの敷地内から野球用スパイクなど59点を盗んだ疑いで、10月に逮捕されていました。