同居男性を暴行死容疑、男を再逮捕 団地床下2メートルの穴に遺棄か

同居する男性を暴行して死亡させたとして、神奈川県警は3日、同県茅ケ崎市鶴が台、無職小椋亮容疑者(45)を傷害致死容疑で再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。県警は8月、団地1階にある小椋容疑者の自宅で床下に深さ2メートルの穴が掘られ、遺体が埋められているのを発見。死亡の経緯を調べていた。 暴力団対策課によると、再逮捕容疑は2024年5月1日午後11時40分ごろ~2日午前1時40分ごろ、自宅で同居していた会社員の武田和実さん(当時54)に複数回暴行を加え、死亡させたというもの。 武田さんは、小椋容疑者が経営する建築会社の従業員だった。2人は10年ほど前に知り合ったとみられ、24年春ごろから同居していたという。 捜査関係者によると、小椋容疑者は事件後、周囲に「武田さんが会社の金を横領して逃げた」などと話した。昨年8月には、武田さんの知人が茅ケ崎署に「行方がわからない」と届け出た。 武田さんの行方を捜していた県警は今年8月になり、小椋容疑者宅を家宅捜索。団地の床下の土中から遺体が見つかり、小椋容疑者と、同居していた女を死体遺棄容疑で逮捕していた。 司法解剖では、武田さんの死因は不詳とされた。ただ、遺体には生前に負傷した痕跡もあったといい、同課が経緯を調べる方針。(中嶋周平)

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