架空の販売促進費などを計上して法人所得を過少に申告したなどとして、大阪地検特捜部は3日、法人税法違反などの疑いで、大阪市浪速区の経営コンサルティング会社「即決営業」の社長、堀口龍介容疑者（49）＝大阪府東大阪市＝を逮捕した。また虚偽の請求書を交付したとする同法違反幇助（ほうじょ）などの疑いで住居不定の会社役員、大黒圭太容疑者（46）を逮捕した。地検は認否は明らかにしていない。 堀口容疑者の逮捕容疑は令和元～6年、即決営業や実質経営する別の経営コンサル会社など4社の法人所得約7億5200万円を隠し、法人税など計約2億3700万円を脱税したとしている。 関係者によると、大黒容疑者は堀口容疑者が経営に関与する4社とは別の会社の社長。即決営業などの取引先を装い、請求書を同社などに交付していたという。