スマホ750台解析で指示役特定 横浜市の強盗致死事件にも関与か 男4人逮捕

神奈川県警など1都3県の合同捜査本部は、去年8月以降に首都圏で連続発生した「闇バイト」を実行役とする強盗事件のうち、千葉県市川市での強盗傷害事件について指示役4人を逮捕したと発表しました。 4人は、去年10月に横浜市青葉区で発生した強盗致死事件にも指示役として関与したとみられています。 警視庁 親家和仁刑事部長 「被害に遭われた方の怒りに応え、また、多くの国民の皆様の不安感を払拭すべく、1年余にわたり全力で捜査にあたり、首謀者の検挙に至りました」 合同捜査本部は、去年10月、千葉県市川市の住宅で住人の女性の顔を殴るなどして大ケガをさせたうえ現金などを奪ったとして、齊藤拓哉容疑者、村上迦楼羅容疑者ら4人を強盗傷害などの疑いで逮捕したと発表しました。 4人は少なくとも10年前から知り合いで、匿名性の高い通信アプリで実行役や回収役などに犯行の指示を出していたとみられています。 去年8月以降、首都圏では闇バイトを実行役とする強盗事件が18件相次ぎ、これまでに実行役や回収役など51人が逮捕されていて、合同捜査本部は、押収したスマートフォンあわせておよそ750台を解析するなどして、指示役の特定を進めていました。 警視庁 親家和仁刑事部長 「被害者やご遺族の無念を晴らすとともに、犯罪には厳正に対処しなければならない。 この事件の全容解明を図るとともに、横浜市青葉区内で発生した強盗殺人事件を含む他の強盗事件についても、首謀者の検挙に向けた捜査を強力に進めていきたいと考えている」 合同捜査本部は、市川市の事件の実行役2人と回収役2人が、去年10月に横浜市青葉区で発生した強盗致死事件でも実行役・回収役として逮捕・起訴されていることなどから、青葉区の事件にも4人が指示役として関与しているとみて捜査を進めています。

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