福井県警敦賀、大野両署と県警組織犯罪対策課は12月5日、覚醒剤取締法違反(営利目的所持や譲り受け、使用など)の疑いで同県敦賀市、無職の男(61)ら密売人と顧客の男計4人を逮捕したと発表した。同課によると、平成以降、県警が単独で捜査した事件で最大となる覚醒剤約135グラムを押収、末端価格は約784万円に上る。 ほかに逮捕したのは、韓国籍で同市、会社役員の男(51)、同県大野市、塗装業の男(42)と同市、塗装作業員の男(43)。同課は4人の認否を明らかにしていない。 無職の男、会社役員の男の逮捕容疑は10月20日、共謀して無職の男の自宅で覚醒剤約0・9グラムを営利目的で所持するなどした疑い。塗装業の男は11月17日、自宅で覚醒剤約0・7グラムを所持するなどした疑い。塗装作業員の男は11月15日、名古屋市内またはその周辺で、氏名不詳者から覚醒剤若干量を約5万円で譲り受けた疑い。 同課によると無職の男、会社役員の男は密売人で、塗装業の男、塗装作業員の男は顧客だという。