息子を名乗る男の電話に「だまされたふり作戦」で特殊詐欺被害を免れた86歳女性…その詳細な手口【岡山】

特殊詐欺被害が後を絶ちません。2025年10月、息子をかたるオレオレ詐欺の電話を受けた岡山市の86歳の女性が巧妙な手口について語りました。 (オレオレ詐欺の電話を受けた女性) 「えぇ私が?と思った。世の中にはたくさん人がいるのになぜうちに電話がかかってきたのか」 そう語るのは岡山市に住む86歳の女性。2025年10月、自宅の固定電話に息子を名乗る男から「口座が差し押さえられたから金を貸してほしい」などと電話がありました。男はインフルエンザに感染して声がかれていると話したと言います。 (オレオレ詐欺の電話を受けた女性) 「利息を払っていないから税務署が差し押さえていて配当金をもらえないと言われた。金を受け取るには裁判をしないといけないと(言われた)」 女性は詐欺という認識はありませんでしたが自分の手には負えないと思い警察に相談。その後、「だまされたふり作戦」を実施し、警察が女性の自宅周辺にいた容疑者を逮捕しました。 岡山県内では2025年10月末までに246件の特殊詐欺が発生していて、被害総額は約10億1600万円に上っています。 警察は、防犯機能付き電話の導入や、家族で事前に合い言葉を決めておくなど対策を徹底するよう呼びかけています。

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