竹内英明元兵庫県議に対する名誉毀損容疑で逮捕された『NHKから国民を守る党』の立花孝志被告(58)が、11月28日に起訴されたが、保釈は認められず、まだ勾留が続いている。 昨年12月、泉大津市長選挙に立候補した立花被告は街頭演説で 「竹内議員はめっちゃ、やばいね。警察の聴取を受けてるのはたぶん間違いない」 と発言。また、竹内議員が亡くなった後には、自身のSNSで、 〈竹内元県会議員は明日逮捕される予定だったそうです〉 と、投稿していた。 その後、兵庫県警が完全否定したことで、まったくのデタラメであることが分かった。立花被告は動画で一応謝罪はしたのだが、その後も竹内元県議に対する発言を続けていた。 立花被告がいうところの、竹内元県議が事情聴取されている、あるいは逮捕される容疑は、一連の問題の発端となった兵庫県の『告発文書問題』で、亡くなった元西播磨県民局長の妻が県議会関係者に送ったメールを竹内元県議が捏造したからだというものだが、これも根拠がまったくない。 実は当時、YouTube動画で立花氏より先に同じような話をしていた人がいる。それがジャーナリストの須田慎一郎氏(64)だ。 須田氏は、昨年12月10日に公開されたYouTube動画『別冊!ニューソク通信』の中で 〈県議会関係者がどうも兵庫県警に呼ばれていると。任意で事情聴取をうけているというんですね。(中略)いろいろと情報確認をしているとですね、ある1人の県議の名前が挙がってきたんです〉 〈今日は実名についてはですね、伏せさせていただきます。ただですね。複数の関係者から確認を取れたかなり有力な情報です〉 と発言していた。 また、元県民局長の妻が県議会関係者に送ったメールと陳述書について、本人が送ったものではなく第三者によって捏造されたものではないか、と疑義を唱えており、取材の結果、兵庫県警の動きはその件と結びつく、と語っていた。ただ、確定ではなく、自分がそう受け止めているだけだと、 〈100%裏付けは取れていない〉 と、逃げてはいるが……。 その後の立花被告の竹内議員に関する発言を聞き、 「須田さんが言っていたのは、このことだったのか」 と腑に落ちた人は多く、さらに 「立花の情報源は須田氏か」 という声まで上がった。