トランプ政権、不法移民に「期間限定オファー」 今すぐ帰国すれば約47万円

【AFP=時事】米国のドナルド・トランプ政権は、自発的に米国を離れることを選択した不法移民への「ボーナス」と称する金額を、ホリデーシーズン中のみの3倍の3000ドル(46万9000円)に増額する「期間限定オファー」を実施している。 国土安全保障省はウェブサイトで、「年末まで。3000ドルのボーナスをもらってホリデーシーズンに帰国しましょう」「今この特別オファーを利用しない不法移民には、逮捕され、国外追放され、二度と米国に入国できなくなるという選択肢しか残されていない」と述べている。 ドナルド・トランプ大統領は、不法移民の阻止および追放を2期目の最重要課題に掲げ、米国への入国とビザ取得の条件を厳格化している。 トランプ政権は5月以降、「自主退去」プログラムも導入しており、不法移民はアプリを通じて自主退去を申請すれば、1000ドル(約15万6000円)と渡航費を支給される。 移民・税関執行局(ICE)も、不法移民に対しホリデーシーズン中の自主退去を強く求めており、X(旧ツイッター)に「CBP Homeアプリで今すぐ自主退去して3000ドルを稼ぎ、愛する家族と共に自宅でクリスマスを過ごそう」と投稿している。 投稿には、サンタクロースの格好をした人物が不法移民を拘束し、強制退去させる動画が添付され、BGMには「キャロル・オブ・ザ・ベルズ」が使われていた。 米国務省はホリデーに関連した別のメッセージを発表し、2025年中に9万5000件のビザ(留学生向け8000件以上を含む)が取り消されたと報じたFOXニュースの映像のスクリーンショットを投稿。「(少し早いが)メリークリスマス」というメッセージが添えられていた。【翻訳編集】 AFPBB News

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加