今月15日、JR博多駅近くで72歳の男性が包丁で刺された事件で、銃刀法違反の疑いで逮捕されていた37歳の息子が殺人未遂の疑いで再逮捕されました。 殺人未遂の疑いで再逮捕されたのは、住居不定・無職の酒井祐基容疑者(37)です。 酒井容疑者は今月15日午後6時すぎ、JR博多駅近くの路上に停車していた軽乗用車の中で運転席にいた72歳の父親の首を刃渡り16センチの包丁で複数回刺して殺害しようとした疑いがもたれています。 父親は、首や顔などにけがをして現在も入院治療中ですが、命に別条はないということです。 酒井容疑者は、今月5日、持病で入院していた病院を無断で抜け出して、病院から行方不明届が出されていました。 事件当日、酒井容疑者が佐賀県に住む父親に何らかの方法で連絡をとり、父親が軽乗用車で博多駅に迎えにきた際に事件が起きました。 警察の取り調べに対し、酒井容疑者は、「殺すつもりでお父さんの首を持っている包丁で何回も刺した」と容疑を認めているということです。 警察は、酒井容疑者の動機や包丁の入手経路などを詳しく捜査しています。