各務原市の６０代の女性が警察や検察を名乗る男らからのうその電話で、現金９８０万円を騙し取られたことが３１日、わかりました。 警察によりますと５月２６日午後、各務原市の６０代の女性の家に通信会社の従業員を名乗る男から「未払い料金がある。不正契約されているので被害届を出してください」などとうその電話がありました。 その後、警察官を名乗る男から通信アプリでニセの警察手帳の画像を送られたうえ、「あなたも資金洗浄の容疑者として逮捕できる。素直に応じれば在宅のまま捜査を進める」などと説明されました。 さらにその後、検察官を名乗る男にビデオ通話で「あなたが持っている紙幣を確認する必要がある」などと言われ、女性は男に言われるがまま、インターネットバンキングから指示された口座に現金９８０万円を振り込んだということです。 男にさらに金を要求されたことを不審に思った女性が警察に相談して、詐欺だと分かりました。 警察が特殊詐欺事件として捜査しています。