ミャンマーで11日、クーデターで実権を支配した国軍による総選挙の第2回投票が始まった。各地の投票は3回に分けて行われており、先月28日に第1回が行われ、今月25日に第3回が投票される。主要な民主派政党は排除されており、軍事政権は第1回投票での国軍系政党の圧勝を発表。国軍支配継続のシナリオを進めている。 総選挙は、上下院計664議席のうち、4分の1の軍人枠以外を投票で決める。民主派と少数民族武装勢力が国軍に武力で抵抗しており、治安悪化で総選挙が実施できない地域もある。2020年の前回総選挙で圧勝した民主派の国民民主連盟(NLD)は解党されている。 国軍系の連邦団結発展党(USDP)が優勢で、第1回投票では下院102選挙区の大半で勝利した。投票率は約52%で、軍政は選挙が民主的に行われていると主張している。ただ、総選挙に反対する国民は相次ぎ逮捕されており、多くの有権者が投票への圧力を感じている。軍政は新議会招集後、4月1日に「民政移管」し新政府を発足させる見込みだ。(岩田智雄)