大阪に新たな地面師か 登記情報書き換え 容疑で司法書士ら2人を逮捕、大阪府警

大阪市北区にある不動産の登記を本来の所有者に無断で不正に書き換えたとして、大阪府警が有印私文書偽造・同行使などの疑いで、司法書士の松本稜平容疑者(34)=大阪市中央区島之内=と、三重県桑名市桑部の会社員、小鹿瑞樹容疑者(33)を逮捕したことが14日、捜査関係者への取材で分かった。 関係者によると、登記が書き換えられた不動産は、本来の所有者の知らないところで売買が持ち掛けられていた。府警は、登記の書き換えは、本来の不動産所有者になりすます手口の一環で、両容疑者が「地面師」グループのメンバーとみて実態解明を進めている。 府警は昨年6月、大阪・ミナミで不動産取引を装って現金計約14億5千万円をだましとったとして、詐欺容疑などで福田裕被告(53)=1審懲役10年、控訴=らを逮捕したと発表した。今回逮捕されたのは、この地面師グループとは別のグループとみられ、地価の高騰が続く大阪を舞台に複数の地面師グループが活動していた可能性がある。 捜査関係者によると、2人は共謀し、昨年1月、大阪市北区の不動産の登記情報を、小鹿容疑者が代表を務める会社に所有権が移転したとする虚偽の内容に不正に書き換えた疑いなどが持たれている。 関係者によると、松本容疑者が司法書士の資格を悪用して、取引の際に必要な個人情報や書類などをそろえていたとみられる。昨年2月、松本容疑者が関わる不審な不動産取引に気付いた男性が府警に相談。府警が捜査を進める中で今回の事件への関与が浮上したという。

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