生成人工知能(AI)で女性芸能人を模したわいせつ画像を作成し、インターネット上で公開したとして、警視庁は19日、わいせつ電磁的記録陳列の疑いで、札幌市の無職、千葉達郎容疑者(31)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、千葉容疑者は令和6年12月~7年5月ごろ、わいせつ画像十数点をインターネット上で公開し、不特定多数の利用者が閲覧可能な状態にした疑いが持たれている。 千葉容疑者は5年夏ごろから、女性アイドルなど約300人の画像を生成AIに学習させ、偽のわいせつ画像など50万点以上を作成。料金を払って閲覧できる会員制サイトで公開し、依頼に応じた画像も作成するなどして、約1100万円を売り上げたとみられる。ネット記事などを参考に無料の生成AIツールで作成し、収益は遊興費などにあてていたという。 誰でも利用できる生成AIを使った性的な偽画像「性的ディープフェイク」を巡っては、著名人だけでなく、一般人の顔写真やアルバムが悪用されるなど、被害が拡大している。これまでに、会社員の男がオンライン会議中に保存した同僚女性の顔画像をわいせつ動画にして公開▽男子中学生が行事アルバムの女子生徒の写真をわいせつ画像にして同級生らに共有-といった事例も確認されている。 政府は今月、X(旧ツイッター)で生成AI「グロック」を悪用した性的画像の投稿が急増したことを受け、運営会社側に対策を要請した。