ストーカーの訴え生かせず 茨城県警「切迫性感じない」

小松本遥さん(31)は殺害される4日前の昨年12月27日、水戸署に匿名で電話し、元交際相手のストーカーに関する相談窓口が何課か問い合わせていた。茨城県警は「切迫性が感じられず、当日中に来署すると考えた」という。小松本さんは署を訪れなかったが、県警は折り返し電話をしなかった。警察は結果的に、またも訴えを事件防止に生かせなかった。 県警がこの電話履歴を確認したのは今月14日。当時対応したのは県警本部警務部門からの当直警察官だった。小松本さんに取り乱す様子はなく、名前や連絡先を明かさなかったことに加え、来署を促したところ「後で」来るというため、切迫性はないと判断した。 記者会見した坂井誠刑事部長は「名乗らない方について調べて折り返すのはシビアで、よく考えなければいけない」と打ち明け、警察庁の通達に照らしても「判断が合理性を欠いていたとは考えていない」と述べた。 警察庁は昨年5月、神奈川県警にストーカー被害を相談していた川崎市の女性(20)が元交際相手の自宅から遺体で発見された事件を受け、通達を出した。

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