高級品として北海道外でも取り引きされる羅臼産のコンブ225キロ相当を、無断で業者に売却した横領の疑いで41歳の元漁協職員の男が逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、北海道釧路市に住む団体職員、吉田幸洋容疑者41歳です。 警察によりますと、吉田容疑者は2023年10月ごろ、羅臼漁業協同組合の倉庫に保管されていた天然コンブ15箱(225キロ相当)を、無断で仲介業者に65万円8500円で売却し、横領した疑いが持たれています。 吉田容疑者は2023年9月ごろ、コンブ45キロ相当(約15万円)を無断で仲介業者に販売した業務上横領の疑いで、11月に逮捕されていて、警察は余罪を調べる中で今回の事件が発覚しました。 吉田容疑者は当時、漁協の職員として、倉庫で保管するコンブの管理を任されていました。 警察は吉田容疑者の認否を明らかにしていませんが、取り調べに対し「特に言うことはないです」と話しているということです。 警察は、余罪などについても調べを進めています。