25日の朝方、フィリピン南部の不安定な地域にある町で、町長が乗った装甲車がロケット弾による攻撃を受けた。町長は無事だった。 アクマド・アンパトゥアン町長が襲撃を受けたのは、バンサモロ・イスラム自治地域(BARMM)にある人口約3万人の町、シャリフ・アグアクだ。 この地域には政治的暴力の歴史があり、フィリピン選挙管理委員会から「選挙ホットスポット」に指定されている。昨年1月には選挙を前に住民2人が武装集団に殺害されており、アンパトゥアンに対する暗殺未遂は2014年以降で4度目となる。 町の自治体によってSNS上に公開された防犯カメラ映像には、午前6時30分ごろ、道路脇に白いバンが停車している様子が映っている。 バンからは2人の男が現れ、1人は自動小銃を発砲し、もう1人はロケット弾(RPG)を発射した。発射された弾は、町長が乗るトヨタ・ランドクルーザーの装甲車に命中したとみられ、一時的に車体が煙に包まれたが、その後走り去った。 アンパトゥアンに怪我はなかったが、町長補佐官アヌワル・クイト・エンブラワは、警護にあたっていた2人が腹部に軽傷を負い、手当てを受けたとミンダニュースに語っている。