寺島進演じる昭和さながらの熱い刑事と、前田拳太郎演じる真っすぐな若手刑事の掛け合いも魅力!藤木直人主演「D&D ~医者と刑事の捜査線~」

俳優として、またモデルとして活躍中の前田拳太郎。幼い頃、「仮面ライダー」に憧れて俳優を目指したという前田は、2021年に俳優デビュー。同年に「仮面ライダーリバイス」でドラマ初主演を果たして注目を集め、その後も話題作に出演してきた。 そんな前田が刑事を好演したドラマが、2024年に放送されたヒューマンミステリードラマ「D&D ~医者と刑事の捜査線~」だ。主演は藤木直人で、城斉市民病院の経営再建のために院長代理として赴任した外科医師・紙子良を演じている。そして、事件解決に挑むベテラン刑事課長・弓削文平役を演じたのが、寺島進だ。 医師の立場から隠された謎を解明する紙子と、"刑事の勘"と足を使って捜査する弓削のタッグで殺人事件を解決に導くという内容で、他のミステリーとは一味違う、見応えのある作品となっている。 そんな中で前田が演じたのが、信念を持って事件解決に邁進する"昭和のデカ"のような弓削に憧れる巡査・牧野真二だ。 ■容姿も性格も好感度抜群の巡査を前田拳太郎が好演! 前田が演じる牧野は、第1話の序盤から登場する。当初は交番勤務で警官の制服を着ており、ショッピングモールでお弁当を食べている弓削のもとに現れる。 弓削に挨拶する牧野はスラッと背が高く、雰囲気は明るく、丁寧な態度。弓削に、自分を呼ぶ時は「文さん、でいいから」と言われた時は、子供が無邪気に喜びワクワクしているような、なんとも可愛らしい笑顔となる。そんな姿を見て一気に牧野を好きになってしまうのは、前田の持つ端正な容姿はもちろん、牧野の人柄をしっかりと映し出す演技力があってこそだろう。 そして最初の事件、ショッピングモールでの銃の乱射事件が発生する。銃声を聞いた牧野の、驚きと異変を察知したまなざし、すぐさま現場に向けて走り出す姿はまさに警官の姿だし、そこにも前田ならではのカッコ良さがある。 ■弓削と牧野とのユニークな掛け合いに注目! その後牧野は、ガサ入れや逮捕の現場など、弓削にさまざまな場所に連れ回される。そして第2話では制服を脱いで、弓削の部下として捜査をサポートするようになる。行動をともにすることも多く、そんな中での2人の掛け合いもユニークだ。 第2話で事件関係者と近しい人物が逃げ出した時は、その逃げ足の速さに牧野が驚くのもつかの間、弓削に「追えよお前!」と喝を入れられる。また、美人受付嬢にデレデレの弓削に牧野が困惑しきりだったり、チンピラに絡まれている牧野を弓削が助けるシーンもある。 荒っぽいが人情味溢れる弓削と、純で真面目でちょっとドジなところもある牧野のコンビは、それぞれの持ち味の相乗効果で見ていてホッとするし、何気ない掛け合いも素直に心に入ってくる。物語の中心となる紙子と弓削のコンビはもちろんだが、牧野と弓削もまた、魅力溢れるコンビとなっている。 物語が進むと、牧野にも刑事としての存在感が出てくる。第4話のラスト前では、事件の発端となった人物に凛とした態度で「まだシラを切るつもりですか」と言い放ち、最終話で捜査一課の横槍が入り捜査が止められた時は、刑事という仕事への熱い想いを弓削に吐露する。牧野が刑事として成長していく姿も、本作の楽しみのひとつと言えるだろう。 熱い刑事役がぴったりとハマる寺島と、若手刑事の真っすぐさを体現した前田。それぞれが演じた刑事の魅力を、ぜひ本作で、じっくりと味わってほしい。 文=堀慎二郎

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