レターパックで偽逮捕状 三重・松阪署管内 新手の詐欺?「届いたら相談を」

レターパックで届く逮捕状に要注意――。三重県松阪署管内で先月末から今月3日までの間に、追跡番号付きの封書(レターパック)に逮捕状を入れて個人宅に送り付ける、新たな特殊詐欺と思われる手口が3件確認されている。狙われたのはいずれも80代の高齢者。同署は、県内でも同様に逮捕状を送り付けられたという相談が相次いでいることから、「警察が逮捕状を郵送することは絶対にありません。逮捕状が届いた場合は慌てず警察に相談してください」と注意を呼び掛けている。 同署によると先月末、松阪市内の80代の男性宅の固定電話に、警察を名乗る人物から「逮捕した詐欺グループの中にあなたの名前があった」などと電話があったという。男性は不審に思い、同署に相談。警戒するよう指導を受けたが、電話があった翌々日に自宅にレターパックで逮捕状が届いたことから、男性は再び同署に相談した。同署では今後、お金を要求される可能性のある詐欺の手口とみている。 同署管内ではこれまで同様の手口による特殊詐欺被害は確認されていなかったが、男性の相談以降、3日までに同様の手口の相談が3件寄せられたという。いずれも80代の高齢者が狙われており、警察などをかたり、名前や住所などを聞かれるほか、資産を聞かれるケースもあった。さらに「この件は誰にも言わないように」と口止めされたという。後日、氏名と生年月日、住居が記入された上、最高裁判所の裁判官の名前や警察署の記名押印がされたような逮捕状がレターパックで送られて来る手口も3件とも同じという。 これまでも警察をかたった電話で不安をあおった上、通信アプリのラインのメッセージやスマートフォンのビデオ通話などで、にせの逮捕状を見せるなどする手口はあったものの、今回のような追跡番号付きの封書で逮捕状が送られてくるケースの手口は管内では初めてだという。 三重県警によると、同様のレターパックが送られてくる手口の相談は県内全域でも先月17日を皮切りに、3日までに10件寄せられているという。いずれもまだ金銭を要求されるケースはないというが、新たな特殊詐欺だとみて、SNSを使って注意を呼び掛け始めた。 同署の西尾一成刑事第二課長は、県内でも同様の詐欺の手口の相談などが複数寄せられているとした上で「管内でも相談を受けた3件以外にも警察をかたった電話やレターパックで偽の逮捕状が届いている方がいるかもしれません。警察が逮捕状を郵送することは絶対にありませんし、お金を要求することも絶対にありません。慌てずに警察に相談してください」とし警戒を呼び掛けている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加