都内のアパートで一人暮らしをするAさんは、ここ数日、奇妙な出来事に悩まされていました。決まって深夜2時過ぎ、寝室の窓の外から「ガサ、ゴソ」とビニールが擦れる乾いた音が響くのです。 猫かカラスの仕業だろうと自分に言い聞かせていましたが、気になって眠れなかったAさんは、意を決しカーテンの隙間から数センチだけ外を覗き見ました。そこで目にしたのは、スーツ姿の生真面目そうな中年男性が、Aさんが数時間前に出したゴミ袋の結び目を丁寧に解いている光景でした。 その姿を見たAさんは、驚いて声を失います。男は立ち去りましたが、Aさんは震えが止まりません。しかし1度捨てたゴミに所有権はあるのか、そもそも誰に相談すべきなのか分からず、膝を抱えることしかできませんでした。 他人のゴミをあさったり持ち去ったりする行為は、法的にどのような罪になるのでしょうか。まこと法律事務所の北村真一さんに聞きました。