食品店を襲った「ロビン・フッド」窃盗団、盗んだ食品を住民に配布 カナダ

(CNN) カナダのモントリオールで3日夜、ロビン・フッドに扮した窃盗団が食品店に押し入り、盗んだ商品を近所の住民に配る事件が発生した。同じ集団は昨年12月にもサンタクロースとトナカイに扮して食品店を襲撃していた。 「路地裏のロビンたち」を名乗る集団は、約60人がロビン・フッド風の羽飾り付き帽子をかぶるなどして健康食品店に侵入し、盗んだ食品を「市内のみんなの冷蔵庫」に配ったと主張。自分たちの行為を食品インフレに対する「政治活動」と位置付けた。 この集団は昨年12月、サンタとトナカイの格好をしてモントリオール市内の食品店に押し寄せ、盗んだ食品をラッピングしてクリスマスツリーの下に置くなどしていた。 カナダではインフレの影響で食品価格が高騰し、生活費が大きな問題になっている。窃盗団の声明の中でフランシスを名乗るメンバーは、「仕事が二つあっても、食べて住んで家族を養うにはまだ足りない。そんな時はどんな手段だって正当だ」と主張している。 活動家団体がインスタグラムに掲載した動画には、覆面姿の集団が店内を歩き回って食品や医薬品、日用品などを盗んだり、店内外の防犯カメラをスプレー塗料で塗りつぶしたりする姿が映っていた。 モントリオール警察は4日、今回の窃盗および落書きについて捜査に乗り出したことを確認した。負傷者はなく、これまでのところ容疑者は逮捕されていない。被害額は「数千ドル」と推定しており、盗まれた商品は回収されていないという。 警察は12月の窃盗事件についても捜査中で、こちらも逮捕者は出ていないという。

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