10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックを今ふたたびふり返る【プレイバック・フライデー】。今回は20年前の’06年2月17日号『「本社移転」と「139億円”逆ギレ”訴訟」の狙いはコレだ ヒューザー小嶋社長”逮捕逃れ”なら何でもやる!』を取り上げる。 ’05年11月に発覚した「マンション耐震偽装事件」。設計事務所の一級建築士A氏が構造計算書を偽造、耐震強度が基準に満たないマンションが販売されていたのだ。A氏が、デベロッパーであるヒューザー社や建設会社から耐震強度を落とすように圧力をかけられたと証言したことから同社の社長だった小嶋進氏(おじますすむ・当時52)は、そのクセのあるキャラクターもあいまってたちまち渦中の人となった。 耐震偽装を知りながらマンションを購入者に引き渡した疑惑については否定した小嶋氏だったが、政界とのつながりも判明。国会の場で追及されるようになり、旗色がどんどん悪くなっていったのだった(《》内の記述は過去記事より引用、年齢・肩書は当時のもの)。 ’06年1月28日、東京・大田区のひっそりとしたビルに慌ただしく荷物が運び込まれていた。丸の内のテナント料1000万円ともいわれる高層ビルに本社を構えていた『ヒューザー』が本社を移転していたのだ。耐震偽装事件による財政事情の逼迫からやむなく移転したとみられるが、その光景は当時の同社の状況をあらわすかのようだった。そして小嶋氏の動きはこれだけにとどまらなかった。