複合施設リニューアル工事で談合疑い 市建設部長を逮捕 愛知・弥富

愛知県弥富市が発注した公共工事で予定価格を漏らしたとして、愛知県警捜査2課は12日、同市建設部長の立石隆信容疑者(55)=同市操出2=を官製談合防止法違反容疑で逮捕した。価格を伝え聞いた建設業者ら4社の代表も、公契約関係競売入札妨害容疑で名古屋地検に書類送検する方針。捜査2課は立石容疑者らの認否を明らかにしていない。 立石容疑者の逮捕容疑は、昨年5月に市が実施した複合施設「弥富まちなか交流館」のリニューアル工事などの計3件の一般競争入札で、業者側に予定価格を漏らし、同年6月3日までに予定価格に近い金額でそれぞれ落札させたとしている。 同課によると、立石容疑者から予定価格を聞いた業者1社が他の3社に伝えていたという。まちなか交流館の工事の入札予定価格は6億5994万円で、市内の工務店が6億5400万円で落札していた。 立石容疑者は1992年に同市に入庁し、23年から市建設部長を務め、入札の予定価格を知り得る立場だったという。県警は今後、業者側から情報漏えいの見返りとして金品の授受がなかったかについても詳しく調べる。【丘絢太】

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