藤田被告に無期懲役 「ルフィ」幹部、強盗指示役 東京地裁

フィリピンを拠点とした「ルフィ」と名乗る指示役らによる広域強盗事件で、指示役として強盗致死罪などに問われたグループ幹部藤田聖也被告(41)の裁判員裁判の判決が16日、東京地裁であり、戸苅左近裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。 逮捕・起訴された幹部4人のうち、判決が出たのは2人目。藤田被告は起訴内容を一部否認しており、公判では各強盗事件への関与で共同正犯が成立するかが主な争点だった。 これまでの公判で検察側は、藤田被告が東京都狛江市で女性=当時(90)=が死亡した事件など一連の強盗事件すべてに計画段階から関与し、中心的な役割を果たしたと主張。海外から秘匿性の高い通信アプリで指示を出していたことなどから、「自らの手を汚すことなく、実行役を使い捨てながら多額の利益を得た。過去に例のない凶悪で重大な事件だ」とした。 一方、弁護側は従属的な立場で強盗に関与し、報酬も得ていないなどとして「ほう助犯にとどまる」と主張。有期刑が相当と訴えていた。 グループ幹部のうち、小島智信被告(48)は強盗致傷ほう助罪などで一、二審とも懲役20年とされ、上告中。いずれも強盗致死罪などで起訴された渡辺優樹(41)、今村磨人(41)両被告の公判は始まっていない。 起訴状によると、藤田被告は22年10月~23年1月、実行役らと共謀し、狛江市や山口県岩国市など1都3県で強盗事件7件に関与したなどとされる。

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