飯能市内の土地開発許可を巡り、便宜を図る見返りに現金500万円を受け取ったとして逮捕された元飯能市長の身柄が、20日さいたま地検に送られました。 浦和西警察署受託収賄の疑いで送検されたのは、元飯能市長の大久保勝容疑者(73)です。 警察によりますと、大久保容疑者は市長在任中の2021年6月下旬ごろ、市内のテーマパークに隣接する山林について、宿泊施設の建築などの土地開発で便宜を図る見返りに土地開発関連業者の60代の男性会社員から現金500万円を受け取った疑いが持たれています。 山林の面積はおよそ3万8,000平方メートルで、大久保容疑者は市の担当部署に開発許可を働きかけましたが、開発できない区域だったことから、実際には土地開発の許可は下りなかったということです。 県警は19日、市役所の関係する部署や大久保容疑者の自宅を捜索し、書類など複数点を押収したということです。 警察の調べに対し大久保容疑者は、「間違いありません」と容疑を認めているということです。 また、元市長の逮捕を受けて新井重治市長は、「決してあってはならないことであり、とても残念であるとともに大変遺憾に思います。市としての信頼回復に努めるためしっかり地に足を付けた行政運営に取り組んでまいります」とコメントしています。