2025年、北海道空知地方に住む60代の女性から、投資会社の社員を装って現金600万円をだまし取ったとして、22歳の大学生が逮捕されました。 この大学生は「受け子」で、金に困って闇バイトに応募したとみられ、組織的な特殊詐欺事件として警察が全容解明をすすめています。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、奈良県に住む大学生、石井叶輝容疑者(22)です。 石井容疑者は、2025年10月から12月の間に、何者かと共謀して、空知地方に住む60代の女性から現金約600万円をだまし取った疑いが持たれています。 石井容疑者は被害者から直接金を受け取る「受け子」でした。 警察によりますと、石井容疑者の共犯者らが、SNSで「前澤友作」をかたり、株を配るという投稿をしていました。 被害女性が投稿にコメントをしたところ、メッセージのやり取りが始まり、投資サイトでアカウントを作るよう指示されました。 サイトは実在する正規のもので、勧められた株に投資をしたところ、実際に利益が出たということです。 その後、追加で株を買う資金として「訪問する投資会社の社員に現金600万円を渡してもらいたい」と言われた女性はこれを信じ、自宅を訪れた石井容疑者に現金を渡しました。 被害女性は同様の投資詐欺事件にも巻き込まれていて、警察の捜査に協力していて、その際、今回の詐欺被害についても申告したことで、捜査が始まったということです。 石井容疑者は、警察の取り調べに対し「お金を受け取った事実に間違いはありません」と、実行行為については認めているということですが、「借金をして金に困っていたため、SNSの仕事の広告に応募したところ、現金を取りに行くよう指示された」と供述し、犯意については否認しています。 警察は、石井容疑者が闇バイトの応募したとみていて捜査しているほか、組織的な特殊詐欺事件とみて詐欺グループの全容解明をすすめています。