英国の前駐米大使、逮捕 元王子に続き エプスタイン氏文書の関連か

英紙タイムズは23日、英国のピーター・マンデルソン前駐米大使(72)が同日午後、公務上の不正行為の疑いで逮捕されたと報じた。同紙は、米実業家の故ジェフリー・エプスタイン氏に対し、金融市場に影響を与えるような情報を漏らした疑惑に直面していたと伝えている。 英国では、エプスタイン氏と関係のあったアンドルー元王子(66)が、同じく公務上の不正行為の疑いで19日に逮捕されたばかり。米司法省によって1月に公表されたエプスタイン氏の捜査資料が波紋を広げている。 マンデルソン氏の居住地を管轄するロンドン警視庁は同日、名指しはせずに「72歳の男を逮捕した」と発表した。詳細な容疑は明らかにしていないが、聴取のために警察署に連行したという。また、関連先2カ所に対し、捜索令状が出されたという。 マンデルソン氏は1980年代から労働党内で名をはせ、ブレア首相(1997~2007年当時)の側近としても知られた。労働党は24年7月の総選挙で14年ぶりに政権を奪取し、24年12月にスターマー氏から駐米大使に任命された。 だが、その後、少女への性的虐待などの罪で起訴されていたエプスタイン氏との親密な関係が明らかになり、25年9月に更迭に追い込まれた。米司法省が先月公表したエプスタイン氏の捜査資料では、下着姿で女性の横に立つ写真の存在も明かされ、スターマー氏の任命責任を問う声が大きくなっていた。(キーウ=藤原学思)

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