逮捕の男 時速140キロ超で運転か 国道8号 親子2人死亡事故

今月7日、富山市の国道交差点で車同士が衝突し、親子2人が死亡した事故の続報です。捜査関係者によりますと、逮捕された男が運転する車は交差点に時速140キロ以上で、ブレーキをかけずに進入したとみられることが分かりました。交通事故の専門家の分析を交えてお伝えします。 今月7日 午前5時半ごろ、富山市八町の国道8号近くにある防犯カメラの映像です。猛スピードで突っ込んできた車が、もう1台と激しく衝突しました。周辺には煙のようなものが立ち込め、事故の衝撃の大きさがうかがえます。ブレーキをかけた様子はありません。 こちらは別の防犯カメラの映像です。交差点に向けスピードを出して走ってくる車が確認できます。 捜査関係者によると、車のドライブレコーダーの映像などから、時速140キロを超えるスピードで突っ込んだとみられます。 危険運転致死の疑いで逮捕・送検された、舟橋村舟橋の会社員、杉林 凌容疑者(26)。「赤信号でも行ってやろうと思った」と話しているということです。 防犯カメラの映像を改めて確認すると…信号が黄色から赤に変わったのが確認できます。ここからどれくらいの時間があったのか見てみます。 信号が青になった県道から、車が左折している様子が分かります。そして。 赤信号になってから、衝突までおよそ14秒もありました。この映像を見た交通事故分析の専門家は。 交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん 「軽自動車側の信号が青に変わった時点で、おそらく140キロ程度で走られていたのであれば、500メートルや400メートル程度ですね、交差点より手前にいたと思う。例えば140キロでというのは、秒速1秒で38.8メートル進んでしまうんですね。たった3秒で100メートル以上進んでくる車に、注意をどうやってしろっていう感じではあると思うんですよ。それだけの悪質性の高い、速度ということにはなりますね」 衝突された軽乗用車を運転していた、富山市布目の会社員上田絵莉加さん(38)と、車に乗っていた息子の和合中学校2年生、壮芽さん(14)が死亡しました。 壮芽さんはハンドボールのクラブチームに所属していて、全国大会にも出場し活躍していました。 事故当時は、チームの遠征のため集合場所に向かっていたと見られます。 近所の人 「(壮芽さんは)優しい子じゃないかな。うちの孫の学校の登校班の班長、小学校5、6年の時にしていて、よく迎えにも来てくださった。びっくりでした。本当に(絵莉加さん)児童会のお世話もしてらっしゃったし」 捜査関係者によると、杉林容疑者は「他の車を追い抜こうと思った」という主旨の話もしているということです。 警察は事故の状況や動機などを調べています。 無謀な運転が重大な事故を引き起こしてしまいました。杉林容疑者の逮捕容疑の危険運転致死は、有罪の場合最大で20年の拘禁刑が科されます。

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