少年院からケーブルテレビ局に “窃盗”を繰り返した過去…再出発とそれを支えるプロデューサーに新展開 「盗るな撮れ」【密着3年】

少年院を出てケーブルテレビ局に就職し、社会復帰を目指すある男性。以前もお伝えしましたが、その後意外な展開に。立ち直ることはできたのか?密着3年の取材です。 愛知県稲沢市の国府宮はだか祭。ことし、熱気に包まれる参道の片隅で、黙々とごみ拾いを続けていた男性が…。 地元のケーブルテレビ局「稲沢CATV」で働く、一郎さん(仮名・20歳)。見た目はごく普通の若者ですが、一郎さんにはある事情が。 ■窃盗を繰り返し少年院に…被害弁償は750万円 (一郎さん 当時17歳・窃盗で少年院送致) Q.何を盗んだ? 「ブランドショップの店で、夜間に店が閉まった頃に店の中に入って、モノを全部盗んでしまって」 愛知県の瀬戸少年院。当時17歳だった一郎さんは、この日就職の面接を受けていました。 一郎さんは窃盗を繰り返し、750万円もの被害弁償を背負っていたのです。 (一郎さん 当時17歳) Q.お金が欲しかったのはなぜ? 「お金を持っていたら、たくさん遊べて友達からも良く思われる。“認められた感覚”が楽しくて」 ■更生めざし…少年院からケーブルテレビ局へ 面接していたのは、稲沢CATVのプロデューサー林りゅうたろうさんです。 (一郎さん 当時17歳) 「どうやったら人に楽しんでもらえるか工夫してくことが、自分は達成感を得られる部分ではあるので、人のために頑張って仕事ができる」 林さんはこの面接のあと、一郎さんの採用を決めました。 (稲沢CATV 林プロデューサー) 「誰かを喜ばせたい(から盗む)というやり方は良くない。喜ばせたい人たちがエンタメ業界にいるべきだと思う」 ■初めての取材は“空き巣”対策の防犯教室 テレビマンとして再出発を切った一郎さん。初めての取材は、警察が主催する「空き巣」対策の防犯教室でした。 (一郎さん) 「侵入盗についてどう感じた?」 (参加者) 「あんなに巧妙に何日もかけて狙っていると思うと怖いので、気を付けないとなと思いました」 林さんがこの取材につけたのは、かつての“自分の罪”に向き合わせる狙いも。ナレーションも自分で読み、最初の仕事をやり遂げました。 (林さん) 「自分で読んでどうだった?」 (一郎さん) 「より一層、相手に自分の思っていることが伝わると思ったので、それは良かった」

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