オリ前首相を逮捕、抗議デモ弾圧への関与容疑 ネパール

【AFP=時事】ネパールのK・P・シャルマ・オリ前首相(74)とラメシュ・レカク前内相(62)が、昨年9月にデモ隊への死者を出す弾圧に関与したとして、28日朝逮捕された。警察当局が発表した。 昨年9月8日と9日に起きた反汚職の蜂起では、少なくとも77人が死亡。若者たちによる抗議活動はSNS禁止措置をきっかけに始まったが、長年にわたる経済的困窮への怒りが一気に噴き出したものだった。 弾圧初日には少なくとも19人の若者が殺害され、翌日には混乱が全国的に広がり、議会や政府庁舎が放火されて政権崩壊につながった。 暫定政権下では政府支援の委員会が蜂起に関する調査を行い、オリ氏ら関係者の訴追を勧告していた。 報告書は「発砲命令があったと立証はされていない」としつつも、「発砲を止めたり制御したりする努力がまったく行われず、その怠慢な行為によって未成年者までもが命を落とした」と指摘した。 また、完了した63件の検視で48人の死因は銃創であることが判明し、その多くが胸部または頭部を撃たれていた。 オリ氏はこれまでに、治安部隊に抗議者への発砲を命じたことを否定していた。3月5日の選挙での再選がかなわなかった際、AFPに対して暴力の原因は「潜入者」にあると非難した。 27日には、昨年の蜂起によりオリ政権が倒れてから初の総選挙を経て、バレンドラ・シャハ氏が新首相に就任している。 ラッパーから政治家に転身したシャハ氏は、3月に行われた総選挙の地元選挙区でオリ氏を破って当選。自身が率いる改革派の国民独立党(RSP)は、若者主導の政治変革を掲げ、圧倒的な支持を得た。【翻訳編集】 AFPBB News

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