伊勢ケ浜親方は2階級降格 大相撲の過去の主な暴力事案の処分は…

日本相撲協会は9日、都内で臨時理事会を開き、弟子の幕内・伯乃富士に暴力を振るった伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)に対し、委員待遇年寄から平年寄への2階級降格と報酬減額(10%を3か月)の処分を決めた。 ◇大相撲の主な暴行事案 ▽06年7月 幕内・露鵬が男性カメラマンに暴行して3日間の出場停止。 ▽07年6月 当時17歳の序ノ口力士が師匠・時津風親方(元小結・双津竜)や兄弟子3人から暴行を受けて死亡。4人は傷害致死容疑で逮捕され、協会を解雇。 ▽10年1月 横綱・朝青龍が優勝した初場所中に泥酔して知人男性を暴行した問題で、現役引退。 ▽17年10月 鳥取市内で幕内・貴ノ岩が横綱・日馬富士に頭部などを殴られ負傷し、2場所連続休場。日馬富士は現役引退。 ▽18年3月 十両・貴公俊が春場所中の支度部屋で付け人に暴行。場所を休場して1場所の出場停止処分。 ▽20年7月 師匠・中川親方(元幕内・旭里)が3人の弟子を殴打するなど暴力を振るった。指導の際に「殺すぞ」「クビにするぞ」などの暴言も日常的に繰り返されており、部屋の閉鎖と親方の委員から平年寄への2階級降格の処分。 ▽22年12月 伊勢ケ浜部屋で幕下以下の力士2人がちゃんこをかけるなどの暴力があったと被害者親族の電話相談により判明。加害者の1人は引退し、報告を怠った師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は協会の役職を2階級降格。 ▽23年5月 幕下以下の力士1人が22年末から昨年1月にかけ、兄弟子に顔面などへ暴力を繰り返し受けたことが発覚。力士は引退し、師匠の陸奥親方(元大関・霧島)は事業部長を辞任。 ▽24年2月 宮城野部屋の幕内・北青鵬が、同部屋の2力士に対し、顔面、背中及び睾丸(こうがん)への平手打ち。財布に瞬間接着剤を塗布し、損壊。殺虫剤スプレーに点火してバーナー状にした炎を体へ近付けるなどの行為を日常的に繰り返されてきたことが発覚。北青鵬は引退。監督責任などで、師匠(元横綱・白鵬)を委員から年寄への2階級降格と、3か月の20%報酬減額処分。部屋は一門の伊勢ケ浜部屋への預かりとなった。

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