警察組織内部を取り締まる監察官の全国会議 相次ぐ不祥事受け警察庁長官「規律の緩みを強く懸念」

警察組織内部を取り締まる「監察官」の全国会議が開かれ、2025年に警察官の懲戒処分者数が過去10年で最多となったことなど踏まえ楠警察庁長官は組織風土の改善などを求めました。 警察庁の楠芳伸長官は14日、全国の首席監察官らが出席する会議の中で、「過去に例のない規模の是正措置が必要となるなど、警察に対する国民の信頼を損なう事案が相次いで発生し、 警察庁として重く受け止めている」とした上で「警察組織の規律自体が少しずつ緩んできていることを強く懸念している」と述べました。 2025年の懲戒処分者は337人で、過去10年で最多となり、川崎ストーカー殺人事件を巡る警察の対応が問題となったほか、違法スカウトグループ「ナチュラル」に、捜査情報を漏えいしたとして警視庁の捜査員が逮捕されるなど異例の事態が相次ぎました。 また2026年になっても神奈川県警で交通違反の不正な取り締まりが繰り返されていたことも判明しています。 こうした状況を受け楠長官は「あらゆる業務には守るべき基本があり、基本やルールの意味をわかりやすく説明し十分に納得させることが幹部職員の責務である」と呼びかけました。 また、不適切な事案を認知した場合に職員が窓口に通報しやすい環境づくりに配意することを求めたほか、集まった監察官らに「組織の医者」たる監察部門の責任者としての役割を果たしてほしいと述べました。

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