旭山動物園職員を逮捕、妻の遺体損壊か 焼却炉から“遺体の一部”が見つかる 園では夏の営業が始まる

北海道の旭山動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄したとして、警察が任意で事情を聴いていた職員の男が4月30日、死体損壊の疑いで逮捕されました。 報告・橋本雅之記者 「職員の逮捕から一夜が明けた旭山動物園です。2日間の臨時休園を経て、きょうから夏季の営業をスタートさせるということで、今、正門のシャッターが開けられました。続々とお客さんが動物園の中へと入っていきます」 4月29日からの営業を先延ばしにしていた、北海道旭川市の旭山動物園。 開園に先立ち、運営する旭川市の市長があいさつに立ちました。 旭川市・今津寛介 市長 「動物園は現在、大変厳しい状態ではありますが、みなさんからの激励を旭山の力に変えて、今まで通り、これからも動物たちの命の輝きをしっかりお伝えしてまいりたいと思いますので、引き続きの支援をよろしくお願いします」 すでに始まっているゴールデンウイークの観光客らを、ようやく呼び込むことができ、子供たちの笑顔を取り戻した動物園。 来場客 「痛ましい事件ではあったが、動物たちには罪はないので、自分たちも楽しみにしていたので」 「ただびっくり。びっくりというか、どうなるんだろうという不安と、でも『絶対行くぞ』とずっと思っていたので、きょうはいい日です。最高です」 動物たちのスペースにも、穏やかな空気が流れていましたが…。 報告・橋本雅之記者 「カバが水面から顔を出しました。鈴木容疑者は動物園で、このカバの飼育も担当していたということです」 旭山動物園の職員、鈴木達也容疑者(33)。 逮捕された鈴木達也 容疑者 「カバの歯すごくかたい。触ってもらったら分かるけど、ものすごくかたいので、切るのにだいたい3か月くらい」 旭山動物園に妻の由衣さん(33)の遺体を運び込み、焼却炉で焼却するなどして遺体を損壊した疑いで4月30日、逮捕されました。 2017年ごろから勤務していたという、鈴木容疑者。市の広報誌で紹介された際は…。 「大きくて目立つ動物だけでなく、ひっそりと生きているような生き物にも目を向けてほしい」 「同じ地球上に生きる命として、関心を持ってほしいです」 鈴木容疑者を知る人は…。 鈴木容疑者を知る人 「仕事熱心な方で、仕事の先の展望なども考えている方でした」 報告・橋本雅之記者 「見えてきました。ここまで来ると、動物園の中からでも焼却炉の煙突をはっきりと確認することが出来ます。周りにはブルーシートが掛けられている様子も見えます」 3月31日ごろに遺体を運び込んだとみられる鈴木容疑者。遺体を車で運搬したとみられることが新たにわかりました。 焼却炉からは、遺体の一部が見つかっているということです。 鈴木達也 容疑者 「数時間かけて燃やした」(趣旨の供述) 旭山動物園によると、この焼却炉は死んだ動物を燃やすためのもので、骨が灰になるほどの火力だといいます。焼却炉の操作は1人でも可能で、解剖済みの動物を焼くため、深夜に使用する場合もあるといいます。 鈴木容疑者は「動物園の営業時間外の夜間に遺棄した」という趣旨の話もしているということです。 1日、花が手向けられていた鈴木容疑者の自宅。 鈴木容疑者は、妻に対して危害を予告するような言動をしていたとみられています。 鈴木達也 容疑者 「残らないよう燃やし尽くしてやる」 一方、鈴木容疑者の妻は行方不明になる前、相談のメッセージをスマートフォンで関係者に送っていたといいます。 鈴木容疑者の妻・由衣さん(33) 「夫から脅迫を受けていて怖い」 近くに住む人は、4月に入ってから異変を感じていたと言いました。 近隣住民 「4月7日に、ご飯を届けた。『母さん(妻は)どうしたの』と言ったら『東京に行った』と私に言うから、その1週間後に『ウソついてるんじゃないの? 入院してるんじゃないの?』と言ったら、『入院してないよ』と言うから、違和感はあった」 鈴木容疑者は妻の殺害についてもほのめかしていて、警察は殺人事件の可能性も視野に入れ、捜査しています。

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